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佐川美術館に行ってきました。佐川急便の創業40周年を記念して1998年に開館した、滋賀県守山市の琵琶湖畔にある新しい美術館です。日本画家の平山郁夫と彫刻家佐藤忠良の企画展示館があり、特別企画として今は「韓国ソウル・湖林博物館所蔵 李朝陶磁の名品-白磁と粉青沙器-」展を開催しています。(6月25日まで)平山郁夫さんの絵はシルクロードがテーマで、薬師寺の壁画と同じような作品群でした。佐藤忠良さんの彫刻はカンカン...
佐川美術館に行ってきました。
佐川急便の創業40周年を記念して1998年に開館した、滋賀県守山市の琵琶湖畔にある新しい美術館です。日本画家の平山郁夫と彫刻家佐藤忠良の企画展示館があり、特別企画として今は「韓国ソウル・湖林博物館所蔵 李朝陶磁の名品-白磁と粉青沙器-」展を開催しています。(6月25日まで)

平山郁夫さんの絵はシルクロードがテーマで、薬師寺の壁画と同じような作品群でした。佐藤忠良さんの彫刻はカンカン帽の女の子に先日神戸市博でも会いましたけど、ここにもたくさんいますねぇ。(平城ニュータウンの中にもひとつあるそうなので、後日探してみたいと思います。)平山郁夫さんと佐藤忠良さんの館蔵品だけでも数も多く、堪能しました。
李朝陶磁の名品展の方は、残念ながら猫に小判風に私には良さがよくわかりませんでした。欲しいと思うようなものがなかったというか・・・陶器に対しては使いたいって思えるかどうかが私の価値基準のような気がします。
驚いたのは、三脚とフラッシュを使わなければすべて撮影自由だということ。それと、どんな展でもそうですけど、見張り(?)の方の視線って気になるんですけど、ほとんどいらっしゃらなくて、いいのかなって思うくらい自由だということ。のんびりくつろげるいい雰囲気の美術館だと思います。
数々の建築賞を受けた建物も一見の価値があります。水の上に浮かんでいるような水の使い方がステキです。著名な建築家の作ではなく竹中工務店の設計ということです。壁面はコンクリート打ちっぱなし風なんですけどよく見ると板張りのように木目を模した柄(?)が入っていて何げなさそうな風情が何を置いても邪魔しない感じで好きです。
館内のコーヒーショップで、李朝陶磁の名品展にちなんだ「チェンバン クッス」(Y850)を昼食にいただきました。韓国語でチェンバンは『お盆』、クッスは『麺』を意味するそうです。冷たいおうどんに唐辛子味噌をからめ生野菜と半熟玉子をそえて、胡麻タレをかけてあります。なかなかこしがあって美味しいおうどんでした♪
佐川美術館
滋賀県守山市水保町北川2891
077-585-7800
- Date : 2006-05-31 (Wed)
- Category : 奈良あれこれ