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第64回正倉院展

syousou2012.jpg

shousouin2.jpg

恒例正倉院展です。第64回。

やっぱり戸籍だとかお経だとかの文字のもの(その字の端正さには頭がさがりますが)より、工芸品が見たいですよねぇ。
今年の目玉商品は・・・って、ポスターを見れば一目瞭然、瑠璃杯(るりのつき)です。
螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)は、一昨年見た螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)の方が好きかなぁ。

とにかく、正倉院が1300年近く守ってきてくれたこと、正倉院が焼けなかったことに感謝感謝です。
大仏は2回も焼けおちてしまった(それを復活させたのもすごいですけれど)のにねぇ。

瑠璃杯(るりのつき)については、正倉院ガラスは何を語るか↓に詳しいですよ。


第64回正倉院展

本年の正倉院展は、数ある正倉院宝物の中から北倉23件、中倉23件、南倉14件、聖語蔵(しょうごぞう)4件の総計64件が出陳されます。例年通り正倉院宝物の全体像が展望される構成となっており、初出陳も9件ございます。
 本年の特色を摘記すると、まず特筆されるのは聖武天皇ゆかりの北倉の宝物が多数出陳される事です。分けても、紫檀(したん)の黒い地に螺鈿(らでん)の白さが映える螺鈿紫檀琵琶(らでんしたんのびわ)とこれに附属する紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち)は、華麗な天平時代の宮廷生活を想像させるのに充分な美しさと品格を兼ね備えています。また木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)をはじめ双六の駒や賽子(さいころ)等がまとめて出陳され、音楽とあわせて宮廷での遊びや楽しみの世界が展示室に甦ります。
 次いで注目されるのは平成6年以来18年ぶりの出陳となる瑠璃坏(るりのつき)です。コバルトブルーのうっとりするような輝きやワイングラスを思わせる器形は、シルクロードの果てにある遠い異国を想い起こさせます。碧瑠璃小尺(へきるりのしょうしゃく)・黄瑠璃小尺(きるりのしょうしゃく)のようなガラスを使ったアクセサリーやガラスの原料となった丹(たん)、同じ素材を釉薬(ゆうやく)に用いる磁瓶(じへい)などとともに古代ガラスの世界に浸っていただければ幸いです。
 この他、銀平脱八稜形鏡箱(ぎんへいだつはちりょうがたのかがみばこ)や密陀彩絵箱(みつださいえのはこ)、紫檀小架(したんのしょうか)など華麗な装飾が施された調度品、紫地亀甲仏殿文錦(むらさきじきっこうぶつでんもんのにしき)や赤地鴛鴦唐草文錦大幡脚端飾(あかじおしどりからくさもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり)などの華やかな染織品、珍しいところでは古代の書見台(しょけんだい)である紫檀金銀絵書几(したんきんぎんえのしょき)といった宝庫を代表する宝物が出陳されます。
 さらには、先日福岡県太宰府市の国分松本(こくぶまつもと)遺跡で戸籍に関する最古と思われる木簡が出土し話題を集めましたが、伝世されてきた最古の戸籍の一つである大宝2年(702)御野国山方郡三井田里戸籍(みののくにやまがたぐんみいだりこせき)が出陳される事、最近の正倉院事務所の調査研究により新たな事実が明らかとなった神護景雲2年(768)称徳天皇勅願経(しょうとくてんのうちょくがんきょう)、宝亀5~7年(774~776)頃の書写である今更一部一切経(いまこういちぶいっさいきょう)と推定される経巻が出陳される事も話題を呼ぶ事でしょう。 

平成24年10月27日(土)~11月12日(月) 全17日
午前9時~午後6時
※金曜日、土曜日、日曜日、祝日(10月27日・28日、11月2日・3日・4日・9日・10日・11日)は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
奈良国立博物館
奈良市登大路町50番地




 
正倉院ガラスは何を語るか (中公新書)

由水 常雄著


正倉院には現在、六つのガラス器と破片が保存されている。だが、これらのうち、東大寺大仏開眼のさいに奉献されたものは一点だけで、のこりは平安時代から明治時代までのあいだに新たに収蔵されたものである。それらはいつ、誰が、どのような技術で作り、なぜ正倉院に収められたのか。正倉院の記録を網羅的に調査し、ユーラシア全域の古代ガラスの出土状況を調べ、さらに自ら正倉院ガラス器を復元した著者が、その謎に迫る。




奈良公園付近の紅葉はこんな感じ。
修学旅行生もいっぱいです。
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  • Date : 2012-11-05 (Mon)
  • Category : 展覧会
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